あちこち見かけますよねこの名称。
その名も【界面活性剤】。
ランキングに参加されてる方なら、最近でも広告にでよくご覧になっていたことと思います。
『化粧水等でよくCMに謳われている、【染み込む】という効果は、界面活性剤が浸透剤として使用されている為である』何年か前にもこの手の情報誌や本に記載されてはいましたが、
天然化粧品を売り込むための他企業に対する潰しなんじゃ…と見向きもしなかった私でした。
そんなこといちいち気にしてちゃ何も使えねーよ!みたいな^^;
でも、肌がだんだんと言う事きかなくなってきて、気にならないと言えば嘘になるので思い切って約一年。
私自身が年間通して実験してみたことと、書籍ではなく、天然化粧品を仕入れているお店のサイトさん、皮膚科、Wiki等を参考に、まとめたいと思います(`・ω・´)
【界面活性剤とは】・
乳化と分散水の表面の張力を低下させ、混ざり合わないものを混ぜ合わせる働き。
水と油の場合は界面張力と呼ぶらしいです。
・
湿潤と浸透濡れやすく、染み込みやすくする働き。
・
発泡・起泡水の中に気泡を取り込み、壊れないように安定化させる働き。
・
洗浄布や汚れを濡らし、しみ込んで汚れをはがし、これを乳化・分散させて取り除く働き。
要点をまとめるとこんな感じ?
・洗剤の主成分である。
・混ざり合わないものを混ぜ合わせる。
界面張力を低下なんて難しいけど、ようは表面を弱らせる(弾力を弱らせる)のよね。
化粧品においては、この機能そのものが重要みたいです。
さてここで疑問が生まれます。
「表面が弱まるのは、水or肌、どっち?」
こんな記事を見つけました。
ズイキの葉っぱの上で水は水玉になりコロコロ転がりますが、界面活性剤をちょっとだけ溶かした水は水玉にならず表面に広がります。
それは水の表面張力が弱くなるからです。
この界面活性剤の働きを利用して、農薬を均一に薄く葉っぱにつけて少量で大きな効果を出すことができます。
また、このように水に濡れやすく、水がしみ込みやすくなるので、繊維や皮などに染料や仕上げ剤を均一に浸透させるのにも役立っています。 日本界面活性剤工業会より抜粋一瞬、水の力が弱くなるだけならいいんじゃ…、と間抜けな私は思ったんですが。うぇ。
化粧水の水面を柔らかくするだけではなく、
お肌に浸透した後もその機能は衰えず、皮膚内の水分や油分の弾力も弱らせることは、何となく分かりました。
でもまだピンときません。
よくあちこちで見かけますが、『界面活性剤がお肌のバリア機能を壊す』
その
『お肌のバリア機能』ってなに?
【お肌の構造】以前にも記事に挙げましたが、お肌は大きく分けると3層で形成されています。
(詳しくはこちら参照)・表皮層
・基底層
・真皮層その内、化粧品によって大きく影響があると考えられるのは、一番上にある【表皮層】です。
【表皮層の構造】(絵が雑でスイマセン…)ターンオーバーにより真皮から押し上げられてきた層が、やがて細胞核が死に、硬い角質となって重積し、肌となります。
この一番上の極めて薄い(薄さ0.2mm程度)【角質層】が、私たちに馴染み深い、日常お手入れしている部分になるようです。
このような記事を見つけました。
この角質層の上を【皮脂】と呼ばれる薄い皮膜が覆っています。
弱い弱酸性を持ち、外界からの異物やウイルス、微生物の侵入や付着の無害化をする働きを行い、体から水分が蒸発するのを防いでいます。
(中略)
私たちの体が健康で正しく機能するためには、皮膚の最上部である角質細胞も正常であり、きちっと皮脂で覆われていなければなりません。
長野美容クリニックHPより抜粋リンク先にとんでいただければ閲覧できますが、お肌の上に薄い皮脂の膜が写っている写真が掲載されていますね。
お肌のバリア機能とはこのことだったようです。
その他、肌の中には水分と油分が存在し、守っていることも分かっています。(AllAboutより)
界面活性剤をコットンや指に取り、お風呂上りの肌に染み込ませることを想像する。
水と油を混ぜあわせ分散させる界面活性剤。
納得しました(ノ∀`♥)
後編は、界面活性剤の種類、美容の他、人体に及ぼす影響など予定しております。
よろしければご覧になって下さいませませ。
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